●『オースティン・パワーズ』
2005-06-09 Thu 19:23
●『オースティン・パワーズ』★★★☆☆

何かカテゴリーでギャグが少ないので、ギャグ映画強化週間を(笑)

「サタデー・ナイト・ライブ」出身のマイク・マイヤーズ主演によるスパイ・コメディー。
タイトルの「オースティン・パワーズ」とは、そのスパイの名前。
現在、

「オースティン・パワーズ」
「オースティン・パワーズ:デラックス」
「オースティン・パワーズ:ゴールドメンバー」

の3作が公開されている。
かの007―――ジェームス・ボンドと同じ英国諜報機関MI6の諜報員であるオ−スティンと
悪の天才科学者Dr.イーヴルの戦いを描いている本作は、冒頭から終わりまで、
とにかく下品な下ネタ(上品な下ネタっていうのも少ないと思うが)と一発ギャグの応酬で構成されている。
この光景、どっかで見たような……と思ったら「ドリフ」だった(笑)
つまり、あのノリに近いので、ダメな人は全くダメだろう(苦笑)
もちろん、青少年や子供には見せられない。
60年代のサイケデリックなファッションやデザインもケバケバしい毒があり、好みの分かれるところ。
ただ、ここまで徹底して「バカな事をホンキ」でやれば、他が真似できない作品の個性にまで昇華するという事を証明しているともいえる。
ブラックで下品なギャグに慣れてくれば、本作の迸るような能天気さに「下らね〜」といいつつも病み付きになるだろう。
豪華なハリウッド俳優たちのカメオ出演(ゴールドメンバーでトム・クルーズに下ネタをやらせるとは……)も楽しいし、ボンド・ガールよろしく、
毎回グラマラスな美女が登場するのも男性には嬉しいところ。
だが、本作で一番光っているのは、主演のマイク・マイヤーズは、芸達者ぶりだろう。
オースティン・パワーズだけでなく、敵役のDr.イーヴルなど何人もの登場人物を演じているが、
どれも見事に個性を出しているのがスゴイ。
Dr.イ−ブルの、両手でVサインを作ってセリフをいいながら曲げる仕草とか、真似をしたくなる。
ちなみに意味は、””=ダブル・クォーテイション。強調を意味する。
例えば、「レーザー」というセリフを、このポーズをしながらいえば、”レーザー”となる訳だ。
昨今、男性に元気がないといわれるが、本作にはその失われつつある男性のモジョ(性欲)が満ち溢れている。
誰にでも勧められないが、ひとりでにやりとして楽しむにはいいシャガデリックな一作。

マイク・マイヤーズは後に「シュレック」のシュレック役もやっており、
また、顔が「X-FILE」のモルダー役のデイビッド・ドゥカブニーに似ているという話もある。


おまけとして、豪華出演者のリストを。


「オースティン・パワーズ」
ロブ・ロウ
クリスチャン・スレータ−
キャリー・フィッシャー(スターウォーズのレイア姫!)
バート・バカラック
など

「オースティン・パワーズ:デラックス」
バート・バカラック
エルビス・コステロ
ティム・ロビンス
ウディ・ハレルソン
ウィリー・ネルソン
など

「オースティン・パワーズ:ゴールドメンバー」
トム・クルーズ
グウィネス・パルトロウ
ケビン・スペイシー
ダニー・デヴィート
スティーヴン・スピルバーグ
ブリトニー・スピアーズ
オジー・オズボーン
ジョン・トラボルタ
など



austin.jpg

別窓 | 道化の市の『歓楽』 | コメント:5 | トラックバック:0 | top↑
●『トリック・劇場版』
2005-05-09 Mon 03:26
●『トリック・劇場版』★★★☆☆

自称天才マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と
天才物理学者・上田次郎(阿部寛)が
奇跡や超常現象をたてに悪事を働く詐欺師たちの
裏に隠されたトリックを暴き、事件を解決していくミステリー?


仲間由紀恵のコメディエンヌとしての才能を開花させたと
いってもいい本作。気の抜けた腹に力の入っていない喋り方も
山田というキャラに実にマッチしている(笑)
また、それまでは気取った役が多かったモデル出身の阿部寛の
怪演も見逃せない(色男を逆手にとった設定も笑える)。
刑事の矢部(生瀬勝久)と部下の石原(前原一輝)との
アドリブだか台本だかわからない掛け合いも主役二人に負けず劣らずの
コンビぶりを見せており、作品に勢いを与えている。
それだけに、前原一輝の突然の引退が非常に残念でならない。
冴え渡る堤幸彦の演出が作り出す独特のトリックワールドの中、
随所に散りばめられた小ネタを探すのも本作の楽しみのひとつ。
後半の「全ての奇跡にはタネがある」とばかりに次々と
トリックを解き明かしていく流れは痛快
(中には、無理のあるトリックもあるが…苦笑)。
「月光」「流星群」「私とワルツを」と
鬼束ちひろの歌うエンディングテーマも良い。
失敗した「ケイゾク・劇場版」の反省を活かして、
奇をてらわず、肩肘を張らず、
テレビ版の面白さそのままに作り上げた「トリック・劇場版」。
「テレビのスペシャルでいいじゃん!」などといわず、
トリックワールドを楽しみたい(笑)

そういえば、過去にテレビ版3シリーズ、劇場版1作が制作された
この「トリック」だが、新たにテレビスペシャル版と劇場版で復活するらしい。
テレビスペシャル版は年末、劇場版は来年公開。
また、山田・上田コンビの活躍が見れると思うとうれしい限り♪
本当に全ての奇跡にはタネがあるのだろうか?(笑)
真実は、山田だけが知っている?


20050601033237.jpg

別窓 | 道化の市の『歓楽』 | コメント:0 | トラックバック:1 | top↑
| 月 光 狼 リターンズ |