●『オースティン・パワーズ』
★★★☆☆何かカテゴリーでギャグが少ないので、ギャグ映画強化週間を(笑)
「サタデー・ナイト・ライブ」出身のマイク・マイヤーズ主演によるスパイ・コメディー。
タイトルの「オースティン・パワーズ」とは、そのスパイの名前。
現在、
「オースティン・パワーズ」
「オースティン・パワーズ:デラックス」
「オースティン・パワーズ:ゴールドメンバー」
の3作が公開されている。
かの007―――ジェームス・ボンドと同じ英国諜報機関MI6の諜報員であるオ−スティンと
悪の天才科学者Dr.イーヴルの戦いを描いている本作は、冒頭から終わりまで、
とにかく下品な下ネタ(上品な下ネタっていうのも少ないと思うが)と一発ギャグの応酬で構成されている。
この光景、どっかで見たような……と思ったら「ドリフ」だった(笑)
つまり、あのノリに近いので、ダメな人は全くダメだろう(苦笑)
もちろん、青少年や子供には見せられない。
60年代のサイケデリックなファッションやデザインもケバケバしい毒があり、好みの分かれるところ。
ただ、ここまで徹底して「バカな事をホンキ」でやれば、他が真似できない作品の個性にまで昇華するという事を証明しているともいえる。
ブラックで下品なギャグに慣れてくれば、本作の迸るような能天気さに「下らね〜」といいつつも病み付きになるだろう。
豪華なハリウッド俳優たちのカメオ出演(ゴールドメンバーでトム・クルーズに下ネタをやらせるとは……)も楽しいし、ボンド・ガールよろしく、
毎回グラマラスな美女が登場するのも男性には嬉しいところ。
だが、本作で一番光っているのは、主演のマイク・マイヤーズは、芸達者ぶりだろう。
オースティン・パワーズだけでなく、敵役のDr.イーヴルなど何人もの登場人物を演じているが、
どれも見事に個性を出しているのがスゴイ。
Dr.イ−ブルの、両手でVサインを作ってセリフをいいながら曲げる仕草とか、真似をしたくなる。
ちなみに意味は、””=ダブル・クォーテイション。強調を意味する。
例えば、「レーザー」というセリフを、このポーズをしながらいえば、”レーザー”となる訳だ。
昨今、男性に元気がないといわれるが、本作にはその失われつつある男性のモジョ(性欲)が満ち溢れている。
誰にでも勧められないが、ひとりでにやりとして楽しむにはいいシャガデリックな一作。
マイク・マイヤーズは後に「シュレック」のシュレック役もやっており、
また、顔が「X-FILE」のモルダー役のデイビッド・ドゥカブニーに似ているという話もある。
おまけとして、豪華出演者のリストを。
「オースティン・パワーズ」
ロブ・ロウ
クリスチャン・スレータ−
キャリー・フィッシャー(スターウォーズのレイア姫!)
バート・バカラック
など
「オースティン・パワーズ:デラックス」
バート・バカラック
エルビス・コステロ
ティム・ロビンス
ウディ・ハレルソン
ウィリー・ネルソン
など
「オースティン・パワーズ:ゴールドメンバー」
トム・クルーズ
グウィネス・パルトロウ
ケビン・スペイシー
ダニー・デヴィート
スティーヴン・スピルバーグ
ブリトニー・スピアーズ
オジー・オズボーン
ジョン・トラボルタ
など
