●『M:i-III』
★★★★★IMF(Impossible Mission Force)の諜報員であるイーサン・ハントの活躍を描いたシリーズの3作目。
監督にTVドラマ『エイリアス』『LOST』のJ.J.エイブラムス、主演にトム・クルーズ。
御馴染みのテーマ曲はアルゼンチン出身の名作曲家ラロ・シフリン(代表作は
『ミッション・インポッシブル』の元となった『スパイ大作戦』や『ダーティハリー』
『燃えよドラゴン(あの「アチョ〜!!」という声の入ってる有名な曲)』など)。
1作目がスパイに重点を置いたサスペンス映画、2作目が派手な演出重視のアクション映画の趣をもっていた本シリーズ。
3作目となる『M:i-III』は、その両方を兼ね備えたエンターテイメントに仕上がっている。
緊迫感溢れる敵とのやり取りに始まり、様々な手を使っての潜入活動、趣向を凝らしたスパイグッズなど見せ場は盛りだくさん。
中だるみする事もなく、劇中でイーサンがそうであったようにラストまで一気に疾走する。
トム・クルーズも3作目なので、とても活き活きとイーサンを演じていて、好感が持てる。
物語は、イーサンの素性を知らない恋人との関係が彼の最大の弱点であるため、
冒頭からすでに「スパイとしての活動は不可能だろう」と思わざるを得ない。
案の定、物語もその「不可能」を軸に進んでいく。
任務だけでなく、彼女との「不可能」なミッションをどうクリアしていくのかも見所かもしれない。
ラストは実にハリウッド的なハッピ−エンド。
まさか次は夫婦でスパイになるのか(『Mr.&Mrs. スミス』系?)……と思いきや、
トム・クルーズが配給のパラマウントとの契約を打ち切られ、今回でお役御免(苦笑)。
4作目からはイーサンとは別の主人公の物語になり、主演にはブラッド・ピットの名があがっているらしい。
果たして、どんな作品になるのか……。
